シリーズ:「既存不適格」の基礎知識と見つけ方

建築基準法

【第1回】多くの人を悩ませる「既存不適格」とは?

はじめに

建物の改修や用途変更を計画する際、多くの設計者や建物所有者を悩ませるのが「既存不適格」という言葉です。

「今の法律に合っていないらしいけれど、どうすればいいの?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。今回は、この「既存不適格」の基本的な考え方について解説します。

そもそも「既存不適格」とは?

既存不適格」とは、簡単に言えば「建てた当時は適法だったけれど、その後の法改正によって現在の基準に適合しなくなってしまった状態」のことです。

建築基準法は、過去の災害や事故などを教訓に、日々アップデートされています。そのため、古い建物が新しい法律の基準を満たさなくなるのは、ある意味で当然のことなのです。

注意点

ここで重要なのは、「既存不適格=違法(違反建築物)」ではないということです。

現在の基準に適合しない状態ではありますが、ただちに改修等を行う必要はありません。 ただし、将来的に増改築や用途変更などをする場合においては、現行法への適合(改修等)が必要となる場合があります

いざという時に計画が頓挫しないよう、まずはご自身の建物がどのような状態にあるのかを正しく把握しておくことが大切です。

まとめ

みなさんを悩ます「既存不適格」。その正体とは、「既存不適格=違法(違反建築物)」というものでした。

ですので、ひとまずご安心ください。

ただし、将来的に増改築や用途変更などをする場合においては、現行法への適合(改修等)が必要となる場合があることは、十分にご注意ください。

既存不適格に関するご相談など、お気軽にお問い合わせください。https://www.imknot.co.jp/contact.html

《次回》「既存不適格」の見つけ方をご紹介いたします!

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